薬の化学構造と特徴 【アンギオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬とファーマコフォア】化学構造式で阻害作用の強さを比較! アンギオテンシン変換酵素(ACE)の作用点は、アンギオンテンシンⅠのC末端から2〜3残基目のアミノ酸(ヒスチジン(His)とフェニルアラニン(Phe))のアミド結合です。ACE阻害薬は、アンギオテンシンⅠのアミド結合が加水分解されないように、切断部位のアミノ酸に相当するような化学構造を持っています。 2021.03.26 薬の化学構造と特徴
薬の化学構造と特徴 【HMG-CoA還元酵素阻害( スタチン )薬のファーマコフォア】〜化学構造式と作用機序の関係〜 スタチン系薬剤の構造上の特徴としては、HMG-CoAと非常によく似た構造を分子内に持つことです。 HMG-CoAに類似した構造があることで、酵素が誤ってスタチン系薬と結合し、本来のHMG-CoAが酵素と反応できなくなります。HMG-CoAよりも、スタチン系薬の方がHMG-CoA還元酵素との親和性が高いため... 2021.03.25 薬の化学構造と特徴
薬の化学構造と特徴 番外編 【光線過敏症と構造式】医薬品と化粧品に注意!?原因を化学構造式から解説! 光線過敏症は太陽光線(紫外線)に当たり皮膚炎を生じるものですが原因は様々です。この記事では特に薬剤によって起こり得るもののうち、その原因薬剤となる化学構造を確認してみようと思います。光線過敏症を引き起こす薬剤、成分には共通・類似した化学構造があるため、構造式の知識が非常に役に立ちます。 2021.03.18 薬の化学構造と特徴 番外編