薬の化学構造と特徴 【ボノプラザン(タケキャブ®︎)】従来PPIとの作用機序の違いなどを構造式から比較! ボノプラザン( タケキャブ®︎ )は従来のPPIとは異なり、消化管内の酸にも安定で、K+と競合することで直接プロトンポンプを阻害できます。 従来のPPIと構造式的にも何が違うのか、そんなところにも着目して解説します。 プロトン... 2022.05.02 薬の化学構造と特徴
薬の化学構造と特徴 【フィネレノン(ケレンディア®︎)】ミネブロ®︎との化学構造の違いや特徴、作用機序を解説! はじめに 従来のスピロノラクトンやエプレレノンはステロイド骨格を持ち、ステロイドホルモン受容体への作用による副作用が懸念され、それを克服するためエサキセレノン(ミネブロ®︎)が上市されました。フィネレノン( ケレンディア®︎ )はス... 2022.03.27 薬の化学構造と特徴
薬の化学構造と特徴 番外編 【スルホンアミド系薬剤過敏症】交差反応性をサルファ剤の化学構造式から比較! スルホンアミドを有する薬剤でも,添付文書に全く注意書きのないものから禁忌に該当するものまで統一性がないのも医療従事者を困らせています。スルホンアミド系薬剤の過敏症,化学構造と交差反応性について「サルファ剤」との類似性から考察していきます。 2022.02.21 薬の化学構造と特徴 番外編
薬の化学構造と特徴 【ジヒドロピリジン系カルシウム拮抗薬】化学構造式からDHP系Ca拮抗薬を比較! DHP系Ca拮抗薬は基本的にL型に作用し、副次的にN型やT型に作用するものがあります。一般的にDHP系Ca拮抗薬のチャネル選択性は側鎖の構造や置換機の影響を受けるとされていますが,それぞれの薬剤がどのチャネルに作用するのかを化学構造の観点から考察していきます。 2022.02.12 薬の化学構造と特徴
薬の化学構造と特徴 【ベルソムラ®︎とデエビゴ®︎】オレキシン受容体拮抗薬の化学構造から違いを比較! オレキシン受容体拮抗薬(ベルソムラ®︎、デエビゴ®︎)の化学構造と特徴を比較。構造や相互作用の違い,OX受容体との親和性、臨床への作用の影響などを検討。睡眠/覚醒リズムやOX受容体がスボレキサント(ベルソムラ®︎)やレンボレキサント(デエビゴ®︎)とそれぞれどのような相互作用で制御されているのか確認,考察していきます。 2021.12.02 薬の化学構造と特徴
薬の化学構造と特徴 【ステロイド外用薬の強さ(ランク)と構造式】構造活性相関で比較! ステロイド外用薬には強さ(ランク)があり、基剤によって変化する場合もあります。薬剤は剤形も含めて副作用、使用感、使用部位、皮膚の具合などによっても使い分けられ、今回はステロイドの化学構造と薬理作用(つまり構造活性相関)から、そのステロイドの強さを考察してみます。 2021.11.16 薬の化学構造と特徴
薬の化学構造と特徴 【ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬】エサキセレノン(ミネブロ®︎)と従来薬を化学構造式で比較! ミネラルコルチコイドはステロイドホルモンの一種で、代表的なものにアルドステロンがあります。従来のMR拮抗薬はステロイド骨格を持ち他のステロイドホルモンとも競合しやすく、MR以外のステロイドホルモン受容体にも作用するため副作用が問題となっていました。 2021.07.05 薬の化学構造と特徴
薬の化学構造と特徴 【ゾルピデムとエスゾピクロン】非ベンゾジアゼピン系睡眠薬の違いを化学構造式で比較! 非ベンゾジアゼピン系睡眠薬はゾルピデム、ゾピクロンなどの頭文字を取って『“Z“-drug』とも呼ばれ、入眠障害に対してよく用いられます。今回はそれらの薬剤の化学構造を比較して,受容体への親和性の違いなどを確認してみます。 2021.04.26 薬の化学構造と特徴
薬の化学構造と特徴 【SGLT2阻害薬のファーマコフォア】化学構造式から違いを比較!〜構造活性相関〜 SGLT2阻害薬の開発において重要視されているものの一つが【SGLT2選択性】です。SGLT1を阻害すると思わぬ副作用の原因になることが懸念されていますが、阻害活性なども含めて、それぞれの薬剤の化学構造を比較して確認してみようと思います。 2021.04.03 薬の化学構造と特徴
薬の化学構造と特徴 【ビスホスホネート製剤】化学構造式から違いを比較!〜ファーマコフォア〜 ビスホスホネート製剤は、骨の主要成分であるヒドロキシアパタイト(リン酸カルシウム)に親和性が高く、リン酸基が金属イオンとキレートを形成しやすい性質も相まって高い吸着性を持ちます。"ファルネシルピロリン酸合成酵素(FPPS)"を阻害するビスホスホネート製剤の化学構造を比較して、それぞれの相互作用の強さも確認してみます。 2021.04.02 薬の化学構造と特徴